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●ROOTY HD SP2PROとは
ROOTY HD SP2PROはユニークな機能を持ったHDMI分配器です。
本機の入力側に接続された1つのHDMI信号を、2つのHDMI端子から同時に出力することができます。
HIGH SPEED HDMI（HDMI 1.4）に対応しており4K2K映像や3D映像にも対応できます。
また、本機には分配器特有の問題を軽減するために、以下のユニークな特徴を備えており、より多くのテレビでの同時表示、同時出力を可能としています。
　
●特徴
■特徴1　解像度優先スイッチ。
解像度の異なる2台のテレビが本機の出力に接続された場合を想定し、「映像」、「音声」のEDID解像度を個別に優先できる、「解像度優先スイッチ」を装備。

＜映像の解像度優先＞
映像をどちらのテレビに合わせて出力させるか設定できます。
例えば対応解像度の上限が「1080p」対応のテレビと「1080i」対応のテレビを同時に接続した場合、「1080p」映像を入力すると、2台のテレビで同時に表示することができません。
この様な時「解像度優先スイッチ（映像）」を「1080i」側のテレビにあわせることで、HDMI信号を出力する機器に「1080i」で映像を出力するようにEDID情報で指定できるため、2台のテレビで「1080i映像」を同時に表示できます。
※この機能はEDID情報を元に映像を出力している機器でのみ効果があります。
※本機能は解像度の優先機能であり、スケーリング機能（変換機能）ではありません。

 ＜音声の解像度優先＞
音声をどちらのテレビに合わせて出力させるか設定できます。
例えば「LinearPCM2ch対応テレビ」と「Dolbyなどのサラウンド対応テレビ」を同時に接続した場合、「サラウンド」音声が入力されると、2台のテレビで同時に音声を出力できません。この様な時「解像度優先スイッチ（音声）」を「LinearPCM2ch」側のテレビにあわせることで、HDMI信号を出力する機器に「LinearPCM2ch」を出力するようにEDID情報で指定できるため、2台のテレビで音声（ステレオ音声）を同時に出力できます。
※この機能はEDID情報を基準に音声を出力している機器でのみ効果があります。
※本機能は解像度の優先機能であり、ダウンミックス機能（変換機能）ではありません。
　
■特徴2　4K2Kに対応。
4K2K(3840x2160)映像や3D映像に対応。4K2Kダウンスケーリングも可能。
4K2K映像出力に対応したBlu-rayプレイヤーの映像などを4K2K対応テレビに2分配できます。また、本機には「4K2K→1080pダウンスケーリング機能」を搭載しており、映像の解像度が「4K2K」＋「1080p」のテレビの組み合わせでも4K2K映像を同時に表示することができます。
さらに1080pの3D映像もパススルー可能です。
 ※4K2K(3840x2160)映像は24pまたは30pまでとなります。
※一般的に4K2K(3840x2160)対応テレビは24pに対応していますが、30pはテレビの仕様表に対応の記載がない機種が多いため、各テレビメーカーに対応をお問い合わせいただくことをお勧めします。
※現在、弊社にて4K2K(3840x2160)30pで検証可能な映像ソースはパソコンのみであるためパソコンでのみ動作を確認しております(AMD社及びnVidia社のグラフィックスカードにて検査)。
※ダウンスケーリング機能は「4K2K(24p)→1080p(24p)」または「4K2K(30p)→1080p(30p)」が可能です。その他の解像度の組み合わせはスケーリングできません。1080pのテレビ側1出力のみダウンスケーリングされます。
　
■特徴3　「CEC切替スイッチ」を搭載。
どちらのテレビとCECリンクするかスイッチで切り替え可能になりました。
通常、CECはテレビとビデオレコーダーなどを「１対１」で接続することを前提とした仕様であり、分配を想定していません。
このため、分配器ではCECの機能をあきらめるか、CECのリンク操作を行うためにはCECに対応した端子にケーブルを差し替えるなどの操作が必要でした（弊社従来品の場合）。
本機では、接続された2台のテレビのCEC制御をスイッチで簡単に切り替え可能です。
 ※2台のテレビのうちどちらか一方のみ切り替えてリンク機能を利用することができます。
※すべての機器でCECに対応できるとは限りません。
※切り替え後にテレビ側の操作が必要になる場合があります。
　
特徴4「DeepColorスイッチ」を搭載。
DeepColor対応のテレビと、未対応のテレビを同時に接続すると、DeepColor未対応のテレビでは映像が乱れたり映らなくなることがあります。
この様な時「DeepColorスイッチ」を「オフ」にすることで、ソース側機器にDeepColor出力をオフさせて2台のテレビで映像の表示が可能になります。
　
●接続図
　
　
●レイアウト