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ゴールデンウィークだよ 連載第14回
文:私=たん
 
<端子延長+音声延長ケーブル・セット>  これらの変換されたビデオ端子、S端子、D端子(480i)の映像はビデオレコーダーなどで録画することもできますので、PSPに限らず、大好きなゲームや人気タイトルの映像をビデオレコーダーに記録して残す、開発におけるゲームのデバッグに使用するなどの際に便利です。最近は、PSPでアイドルを育てたり踊らせるゲームが有るようですが、そういった映像を大画面で見たりビデオレコーダーなどで記録するのも面白いでしょうね。XPC-4は、PSP-2000/3000及びXBOX360、Wii、PlayStation3のコンポーネントビデオ信号で、プログレッシブ画面に対応可能です。また、旧型ゲーム機、Game Cube、PlayStation2、XBOXのプログレッシブ画面に対応したソフトのプログレッシブ映像に対応できます。

※ゲームの画面がプログレッシブで表示されるまでは正しく表示されません。なお、コンポーネント・ビデオ信号入力時は、スルー出力には対応しません。また、DVDビデオなどプロテクト信号を含む映像信号は、著作権保護のため正しく変換されません。

 XPC-4は接続端子がDVI-Iであるため、D端子のコンポーネント・ビデオ信号を入力するための専用特殊ケーブル「D端子→DVI変換ケーブル(型番:XC-D/DVI)」のバンドル販売、及び単品販売も5月下旬より開始する予定です。なお、現在のファームウェアでは、PSP-2000/3000の画面を拡大して表示することはできますが、画面の比率や位置、拡大率の調整がたいへん面倒なので、今後もっと簡単に使用できるPSP専用のファームウェアも検討したいと思います。

■PlayStation2 Linux KitのシンクオングリーンRGB信号に対応。

 「入力同期」の設定を「HV/G」に設定することで、PlayStation2 Linux KitのシンクオングリーンRGB信号に対応できるようになりました。

 PlayStation2 LinuxKitの映像は付属のRGB変換ケーブルによってパソコン用ディスプレイに接続可能ですが、一般のパソコンの同期信号であるセパレート同期信号が出力されていないことから、シンクオングリーン信号(緑の信号に同期信号が含まれる)方式でRGB信号を出力しています。このため、「近年の液晶ディスプレイでは映らない物が多い」というユーザーからの要望で対応しました。
 同機能を使用し、シンクオングリーン信号を、ビデオ端子、S端子、D端子(480i/480p/1080i/720p/1080p)及びRGB信号(アナログRGBまたはDVIのデジタルRGB)に変換できます。なお、シンクオングリーン信号入力時は、スルー出力には対応しません。
 マイコンソフトはD端子やオーディオ・ケーブルを延長する、「D端子延長+音声延長ケーブル・セット(型番:XC-DE1)」を5月下旬に発売いたします。
 本製品はD端子を持つ機器やケーブルに接続し、ケーブルを延長したり、テレビの背面にある端子をよりテレビの前面に引き出すなどの利用方法があります。
 D端子の映像ケーブルと、ステレオ・オーディオケーブルがセットになっており、長さは1m。近年、D端子出力を持つモバイルゲーム機が発売されているが、そういった機器を、より手軽にテレビに接続することができる様になります。
 テレビによっては、D端子などが取り付けづらい位置にマウントされていることがあり、体をひねっての接続をすることもありますが、こういった接続を最低限に抑え、D端子をより接続しやすくできます。
 端子はD端子及びオーディオ端子共に金メッキを採用しており、腐食しにくくなっています。標準価格は1,575円(税込)となっています。
<XPC-4大幅バージョンアップ>
 お待たせしました。XPC-4最新ファームウェアを掲載いたしました。問題点の修正の他、新たにRGB以外の映像信号にも対応しました。詳細はダウンロードページをご覧頂いた方が宜しいかと思いますが、ここでは特に面白い機能をご紹介します。

■D端子のコンポーネント・ビデオ信号(Y,Pb,Pr)に対応。

 D端子のコンポーネント・ビデオ信号(Y,Pb,Pr)、に対応する機能アップを行いました。XPC-4がコンポーネント・ビデオ信号のプログレッシブ映像に対応できるようになりました。入力可能な映像の解像度は480p/720p/1080pです。
※インターレースの480iや1080iには対応しません。

 メニューの「スペシャル」内に「入力同期」という機能を追加しました。「入力同期」の設定を「HV/Y」に設定することで、コンポーネント・ビデオ信号に対応できます。本機能の主な用途は、ゲーム画面の録画。例えばSONY社のPSP(PSP-2000/3000シリーズ)ではD端子出力時(コンポーネント・ビデオ出力時)にプログレッシブでゲーム画面を出力できますが、レターボックス表示(画面中央に小さく表示)されるため、「テレビが大きくても実際のゲーム画面は小さい」などの現象が発生します。このため、店頭におけるプレゼンテーションなどでは、十分な迫力ある映像でデモンストレーションできません。XPC-4には、画面を拡大する機能が付いていることから、こういった問題を解決し、拡大しての店頭デモなどにも利用できます。
 同機能を使用し、コンポーネント・ビデオ信号のプログレッシブ解像度を、ビデオ端子、S端子、D端子(480i/480p/1080i/720p/1080p)及びRGB信号(アナログRGBまたはDVIのデジタルRGB)に変換できますので、ハイビジョンテレビが無い場合や、パソコンディスプレイしかない場合でもPSPの画面を拡大して表示できます。
待て次号!!